プリゴジンは何処へ行くのか?

 

 

今 話題のプリゴジンとは 何者か

 

と言う話。(これ 特に 資料は貼ってませんが 相当数読んだまとめなので 貼り切れなかった)

 

プリゴジン、つい最近までは

ロシア有数の富豪の1人で、

プーチンに最も近い処にいる人物と されていたんですね。

 

現在、60歳ちょっと過ぎ、(61歳か62?)

ロシア第二の都市、プーチンの故郷でもある サントペテルブルグの人間で

元々 裕福な家に生まれたとかではなく

若い頃は 詐欺罪?容疑で サントペテルブルグの刑務所で1980年代の大半を過ごした男です。

 

で 出所に際して 服役中の更生プログラムの一環で習った 屋台業を始めたんですが

当時のソ連と言うかロシアでは珍しかった アメリカ製の食べ物=ホットドッグを売ったら

それが当たって

 

小銭を貯めていった。

元々 金に抜け目がないし 気も走ってるんでしょうね

あっと言う間に 貯めた金を元に スーパーやカジノ経営にも乗り出して 地元有数の金持になって

後に高級レストラン経営にも乗り出します。

 

その 常連顧客の中に地元の政治家達が多く居て、、 

当時 サントペテルブルグの副市長にまで 上り詰めていた 元KGB職員のプーチンもその一人でした。

2人は とても 意気投合したようで

以来、プリゴジンはプーチンの台頭と共に 中央モスクワ政府に出入する富裕層の1人になります。

 

ロシアの富裕層は オリガルヒ と呼ばれて プリゴジン以外にも数多くいるんですが

この戦争に反対を唱えた 富裕層が 次々と国外逃亡したり プーチンに殺害される中でも

プリゴジンの地位は安泰そのもでした。

 

で、プリゴジンが プーチンからは 特に 可愛がられていた証拠に

 

プリゴジンは、政府に特化したビジネス権益の中でも、特に 軍隊に食糧を配布する権益を 独占

これで さらに莫大な富を築いた事から

 

プーチンの料理人

 

と言うあだ名でも知られています。

 

ちなみに 軍隊に 食糧を配布する業務って言うのは 非常に儲かる事で有名で

例えば 日清戦争時にそれを請け負った 日清製粉。 中国で小麦を調達して 日本軍に支給した事で

この名前がつくんですが、

(これは後に出てくる カップラーメンの日清とは別物です。あれは 台湾系の日本人が 戦後出した別物)

 

日清製粉社、明治時代に大層蓄財して 昭和初期には 押しも押されぬ大富豪となって

 

正田美智子さん(今の上皇后様)の 実家が この日清製粉の経営者です

 

なので 嫁いだ先の皇室からは 

 

一般庶民の粉屋と 馬鹿にされて 随分いじめの原因になったそうですが

 

一般庶民と言えども 戦前の日本人で、夏の別荘で軽井沢に出入するというのは 相当の身分だったわけで

そうでなければ、そもそも 皇室の人間の目に留まる機会もなかったわけで

 

庶民と呼ぶには 桁外れに裕福な家庭だった

 

実は うちの先祖も 同じ様な事をしようとしていたんですが 

こちらは 第二次大戦中だったので 日本は敗戦国。

すっかり 財産失くしてしまいましたけれど

 

とにかく 軍隊に食糧を治める権益を得るというのは =金ヅル を 手にするに等しい場合が多いです

 

なので 莫大な富を手にしたプリゴジンは 政界にも口を出すようになっていきます。

 

有名どころだと

 

 

IRA インターネット リサーチ エージェンシー経営

 

これは サントペテルブルグに 本社を置く

政府が背後にいる 民間企業ですが

 

要するに フェイク ニュース工場です

 

これを プリゴジンが プーチンの下で 経営して

 

2016年の アメリカ大統領選に介入した事は 有名です

 

すなわち

 

トランプを神聖化して

クリントン等、従来のアメリカの政府を 悪魔だなんだと 云い始めたデマ、陰謀説は

ここから 始まったんですね。

 

なので ロシア疑惑は 真っ赤なウソ

 

と言うのが 真っ赤なウソで

ロシアとトランプの癒着は 思い切りあるんですが

 

トランプ信者は 信じようとしない。プーチンやプリゴジンに操られたまんま なんですね。

 

で この事は 最近の インタビューでも 

 

プリゴジン自身が

自分が 誤報を流して 2016年、アメリかの選挙に介入して

同じ事は 2020年にもやったし

2024年にも やるつもりだ

 

と豪語してたばかりなんですね

 

 

さらに

 

今 話題の中心になっている 民間軍事組織ワグナー

これの トップも プリゴジン。

 

プリゴジン 実は 長い間 ワグナーとの関与は否定してたんですが

 

最近は ウクライナ戦で 解るように 自ら軍服を着て ワグナーの指揮官として 

数々の動画で メッセージを流してます。

 

もちろん、それ以前からも、暗黙の了解で 

プリゴジンが プーチンの指導下 ワグナーの指揮をとってる事は

国際社会で広く知られていた。

 

ワグナーは ロシアの非公式な精鋭部隊で

ある意味 プーチンの私設軍隊的立場にあって

 

これまで

アフリカや 中東の内戦でも ロシアの影響力を拡大するために

 

大量の兵器や兵力を 現地に送って

残虐な殺戮等を 繰りかえしてきた

 

さらに その資金源として

現地の ダイヤモンド鉱山や 金山、油田 ガス田の 違法採掘もおこなって

地域の 乱開発や ロシアへの違法な資産送付にも 関わってきた

こう云う 真っ黒な組織ですが

 

国際社会がこの事を批判しても

 

ロシアは

 

「これは 民間組織=ロシアの正式軍隊ではないゆえ

国家としての ロシアが 関与できる物ではない」

 

と 野放しにしてきた。

 

なので 国際裁判所で戦争犯罪として裁く事すら なかなか できないんですね。

 

で これこそが ワグナー(別名ワグネル)が ずっと民間組織と言う 立場を保ちづづける理由でもあります。

 

 

そこへ ウクライナ侵攻が始まって

 

旧式の武器と 実戦経験のない 正規ロシア軍が 苦戦する中

 

ロシア政府としては

これまで 中東やアフリカで 非常に残虐な大量殺戮戦の 実地経験を積んでいる ワグナーを登用。

この時点での ワグナー隊員は およそ5000人前後だったんですね。これでは

ウクライナ戦には 数が足りない=さらなる 徴兵が必要となるんですが

 

正規ロシア軍が 既に 或る程度 ロシアの若者を徴兵していて 厭戦ムードが漂う中

さらなる徴兵が 難しかったので

 

ワグナー 党首プリゴジンは

 

ロシア国内に服役中の 外人含む囚人に

一定期間 従軍したら 懲役刑を失くすことを条件に

 

約4万の囚人を 兵役につかせます。(これ 後に 契約違反と言うか ワグナーが嘘をついて 一定期間の従軍を終えても

兵士を解放せず、離脱しようとすると 残虐に処刑するケースが目立つようになります)

 

で、最終的には ワグナーの 総数は5万になったと言われていたんですが  そのうち 実に4万が囚人だった

殺人犯含む 囚人軍団で

 

それが ウクライナ各地で 

シリア等で市街戦に慣れた オリジナルのワグナーメンバーの指導の下

 

ウクライナ市民への拷問や殺戮の限りを尽くしたんですね。

 

時々 親ロシア派の 動画等から

 

ウクライナ人を拷問殺戮しているのは ウクライナのネオナチだ

 

と言う誤報が 流されるんですが

 

これは 動画作成に 

 

実際に ロシア軍から拷問を受けて 半殺しになっているウクライナ人を時々 ランダムに選んで

 

命が惜しかったら

ロシア派の作っている ウクライナを貶めるビデオ作りに参加せよ

 

と 首にワイヤーを巻いて、頭に拳銃つきつけた状態で 命令

 

逆らえないので

 

実際の ウクライナ人が

 

ウクライナにネオナチが居るのは 本当で 自分は被害者だ。

ロシア軍に救われた」

 

偽証言を強要された例が 幾つかあるんですね

 

それが↑ 判明した理由ですけど、、

 

後に 九死に一生を得て 隣国エストニアに 逃げ込んで

そこ経由でウクライナ領に 生還した 人が 何人かいて

 

彼らが ビデオ作製の実態を語ったりしています

 

と言うわけで

 

ウクライナ侵攻で 負けが立て込む事が多い

不慣れで士気の低い ロシア正規軍よりも

 

プリゴジン率いる ワグナーのほうが 遥かに 功績を上げていた。

それが この一年以上の ウクライナ戦の 実態なんですね

 

特に 今年の初期から始まった

 

ウクライナ東部 ドネツク州バフムト

ここは ロシアに近いだけではなくて ウクライナの商業と軍隊の要地

 クリミアやヘルソン、オデッサにも通じる 要衝なので ロシアが 必死で 取りに来たんですが

 

ここでの戦いも 

 

プリゴジンが率いる ワグナーが 健闘して ほぼ ロシア領になった。

 

なので 本来なら プリゴジンは ロシア政府にとって 欠かせない存在で

これまで 以上にVIP待遇されて しかるべき存在だったんです

 

 

ところが、、、

 

ロシアは 始めから 二等国ですが

戦争を始めたせいで さらに 資源、兵器が 窮乏します

 

欧米からの 制裁も或る程度は 効いてるんですね

 

もちろん インドや中国 アフリカ、パキスタン、イラン 北朝鮮等 制裁の抜け穴になる国はごまんとあるので

戦争前の水準を取り戻しつつある 産業や分野も多いんですが 

 

いかんせん 損失も大きい。

最近ロシアが行った 第二次大戦 戦勝記念パレードでも

 

いつも 颯爽と 見せびらかすロシアの兵器は すっかり影を潜めて

戦車に至っては 1940年代製の 博物館に展示品レベルの物が一台出て来ただけ

=1950年代以降の 戦車は 全て ウクライナ戦線に出払ってる

 

と言う有り様なんですね。

 

もちろん ロシアは

 

兵器の修理や新規製作に必要な国内インフラはほぼ無傷なので

 

国内インフラが 完全に破壊されたに等しいウクライナよりは 遥かに 有利なんですが

 

それでも 決定打が出せない。

 

 

これは 一重に 兵器不足が原因

 

なので 勢い 肉弾戦になってしまうんですね

ロシア政府も 

 

一歩も引くな、引いたら 銃殺

 

と言う事で 前進を強制する。

 

なので 有利に戦争を進めているとはいえ ロシア兵側にも おびただしい死者が出ているのも事実で(ウクライナの死者も多い)

 

 

余談ながら

 

これを 知ったロシア側は

 

占領した ウクライナ領のウクライナ人を 無理矢理ロシア軍の前線に据えて 戦闘を継続する等の作戦も取ってます。

 

これも 

 

「ウクライナ人が ウクライナ人を殺している」と言うプロパガンダに 利用されて 

これを 信じる人も一部居ますけど

 

実態を知っている ウクライナ人からは 激しい反感を買っています。

 

さらに ロシア辺境に住む 少数民族も 不当に大量徴兵されるので ここもロシア国内でありながら

中央政府には 反感があって 大量の若者が 隣国に 脱出しつつあったりする

 

 

 

そんな 負けが立て込む 

 

ロシア政府軍は

 

当初ウクライナ戦参謀長に 起用したセルゲイを 

途中から ゲラシモフに 置き換えます

 

で ゲラシモフって言うのは

 

世界の戦略研究家や軍事関係者の間では 知らない者がないくらいの名将で

 

ロシアにゲラシモフ有り

 

と言われる程の人物です。

 

それを 

 

当初は

 

3日で終わる

 

と舐めてた ウクライナ侵攻の総大将に据えてきた。

ロシアの本気度が 伺える人事移動 配置換えですね、、

 

例えば つい最近起きた

 

ウクライナのダム決壊も ゲラシモフ案だろうと されてます。

非常に優秀な戦略家です

 

(ダム関連の話しは 今やると 話が横道にそれ過ぎるのでまた 別の機会)

 

 

ただ 何度も言うように

いかんせん 兵器と兵員が不足しているロシアは

 

例え ゲラシモフを登用しても 劇的な戦況の改善は出来ない

 

特に 激戦地の最前線で勇敢に前進する 囚人部隊ワグナーからは おびただしい死者が出ていて

とうとう

 

プリゴジンも 

 

「自分の作戦は間違っていない。ロシア中央政府が 自分らに もっと武器弾薬を送ってくれれば 勝利は間違いない」

 

と再三 要請を出すんですが

 

ロシアの中央政府は 物資不足のため 実際何もできない状態だった。

 

これに 怒りを覚えた プリゴジンは

 

今年の3月辺り?から

 

公然と ロシア軍批判を自らの SNS テレグラムや 動画で 行うようになります。

 

流石に プーチンを直接批判する事は避けてますが

特に 国防相の ショイグを やり玉に挙げて

 

ショイグが プーチンに 

 

ウクライナ戦で すぐ勝てる

 

等の、希望的幻想や嘘を 流すから こんな事になった」

 

とか 

 

「ロシア軍は 我々に何も 兵器や弾薬を送らないので

我々は ロシア軍に見殺しにされたも同然だ。

この ワグナー軍の 死者の山をみてみろ」

 

と おびただしい死体の山を前にした 動画を出したりしたんですね

 

 

でロシアが沈黙するので 実際の処は 不明なんですが

 

バフムトの攻防含む戦闘で ワグナー軍5万の内、既に2万が死亡した とも 言われてるんですね

 

更に

 

 

ロシア軍の苦戦に

ロシア国内に居る プーチンよりも さらに 強硬な極右の思想家や団体も

プーチンやロシア軍批判を 行って

 

プリゴジンを支持する声が出て来たんですね

 

これを知った プーチン

 

ずっと 沈黙を保っていたんですが

 

この週末

 

バフムトを引き上げて

ロシア国内に入った ワグナーに

 

どうやら 攻撃命令を出したみたいなんですね

 

結局

 

プーチンって言うのは

 

自分の配下の人間も 適当に割っておいて

絶対に 統一して 一致団結して自分に歯向かう事がないように

バランスをとって 独裁政権の トップに座る策を取ってるんですが

 

自分のまいた種とは言え

 

力をつけすぎた ワグナーと それに加勢する勢力が一定数ある事

 

それと

 

落ち目とは言え まだまだ正規で数の上では優位な 正規ロシア軍

 

この どちらを取れば、今後の自分が安泰か?

 

決断を迫られる事になった、、、

 

で、考えた末

 

ショイグら率いる ロシア軍側を取る事にしたんだと思うんですね

 

なので

 

あらかた制覇の終わったバフムトから引き上げて

用済みになった上、自分含む、ロシア軍と政府に批判的な

プリゴジンの排除に 着手し始めた。

 

で、プリゴジンも 馬鹿ではないので

本当は、プーチンを批判したい処を 必死で抑えて

ロシア軍を批判する事で プーチンは自分の側に取り込んで

 

自分が ロシア軍のトップに座る事も考えていたでしょうし

 

最悪でも 賭けながら

反プーチン勢力(と言っても 民主派ではなくて 極右強硬派)の 後押しを受けて

一気に プーチンごと ロシアをひっくり返して自分の政権を建てる事も ちょっと夢見たと思うんですね

 

ところが

 

この週末 ロシア国内に入った途端

 

ロシア軍の砲撃を受けてしまった

 

これによって

 

プーチンは 自分の側ではなく ショイグ国防相と組んで

自分の敵になった

 

と知る

 

なので

 

「これは クーデターではない

ロシア軍(政府)の対応のまずさで 不当に死ぬに事になった 大量の兵士のため

正義のために モスクワに直談判に行くだけだ」

 

と 大義名分をつけて 自ら一部の兵員を率いて モスクワから200キロの地点まで 来たんですね

 

ところが ここで

 

おそらく

 

当てにしていた国内の

プリゴジンを推す勢力が日和見的で逃げてしまった

 

と言うのも

 

プーチンが

 

クーデーターを起こす 反逆者は 容赦なく取り締まる

 

と 発表したので怖くなった。

 

翳りが出たとは言え、まだまだ プーチンの勢力は強大で

楯突くのは 時期尚早と みんな 手を引いてしまった、、、

 

結局、ロシアは みんな 疑心暗鬼状態で

今日の友は明日の敵 と言う感じで 政府内も 一枚岩ではないと思うので

誰がいつ 誰に裏をかかれるか 非常に読みが難しい

 

みんな 嘘をついて

すぐ 裏切る

 

その結果、今回 出し抜かれたのは プリゴジンだった。

 

なので プリゴジンは 破れかぶれになってきて

 

ウクライナの ゼレンスキーのほうが ずっと 話が通じるし 頭が良い」

 

とか

 

「ロシアが ウクライナ侵攻に使った 理由は 全部嘘。口実に過ぎない」

 

とか

 

「ロシアは 自国兵の死者数を 誤魔化すために 大量のロシア兵の死体(判ってるだけで2000体)を

隠している」

 

と言う おそらく事実だと思える 爆弾発言も 始めたんですね

 

 

モスクワ政府としては、おそらく

今、精鋭のワグナーが 本気で攻めて来たら

対応できるだけの 兵力も武器もないので

 

プーチン側も 或る程度 恐怖だったと思うんですが

 

そこで プーチンは

 

プーチン政権の傀儡で

プーチンが倒れたら

 

自分も国内民主派への弾圧が 効かなくなって 潰されるであろう

隣国 ベラルーシの ルカシェンコに 助けを求めたんだと思うんですね

 

「プリゴジンと 私の間に仲介として入って

うまく プリゴジンに 命の保証をすると 約束して

プリゴジンの身柄を そちらで 拘束してくれないか

 

今 ロシアで 民主派のナワリヌイを殺すとか

さっきまで 味方だった プリゴジンを殺す

と 国内の統治が乱れるので

 

始末は ロシアの国境外、治外法権でやって

 

それを理由に ロシアには 詳細を捜査する権利がない

 

と言う事で 闇に葬むるつもりだ。

 

その見返りに ルカシェンコ政権の存続に ロシアは 今後も 全力支援を惜しまない」

 

おそらく こういう 確約を取ったんだと思うんですね

 

なので

 

孤立無援になったプリゴジンは

 

モスクワ行きを諦めて 引き返した

 

 

今後は おそらく ベラルーシが

 

プーチン政権も 

 

モスクワ進行をやめたので 罰しない

 

としてるんだから

ベラルーシも 身の安全を保証する。こっちへ来い」

 

として 招くと思うんですが

 

これだけ ロシアに反旗をひるがえして

ロシアに不都合な 事実の数々も暴露した以上

 

プーチンと通じてる ベラルーシに行けば おそらく 殺されるでしょう(少なくとも 捕縛、投獄)

 

プリゴジンも 馬鹿ではないので

これまで 行動を共にした 仲間の  思考回路くらいは 判っていると思います

 

すると プリゴジン 今後 何処に行くか?

 

ウクライナ等に 渡って

ロシアの機密をばらす事を交換に 逃げる手もありますが

 

ウクライナでは これまでの 行動のせいで 激しい反感を買ってるでしょうから

ここも 安全とは言えない

ただし ウクライナは 非常に利口ですから

 

当座 プリゴジンを優遇する可能性はあると思います

 

実は もう 取引する程の ロシアの最新の極秘機密は プリゴジンの手元には無いと思うので

生かす理由は ウクライナ側にもないでしょうが

 

プリゴジンへの厚遇や取引を見た

本物の ロシアの実情を知る人物が ロシア政府の中枢から離脱して ウクライナ側に 寝返るのを 促すために

一芝居打つ可能性はあるでしょうね

 

いずれにしても

プリゴジンの 命は ほぼ 残り少なくなったでしょう

しばらく 何処かに隠れているでしょうけれど そう先は長くないでしょう

 

 

これで プーチンはひとまず 安泰

 

さらに この事で ロシアが混乱して 弱気になったと 思われないために

 

さっそく ウクライナにも 激しい ミサイル攻撃を 行っています

 

 

ただ、ロシア政府としては

 

ワグナーを解散して 唯一痛手になるのは

 

ロシア政府に 良い兵隊が居ない

 

と言う点なのですが

 

これも 今

ロシア政府は

 

「プリゴジンに付いて モスクワ行軍を行わなかった ワグナーメンバーは

全員 今から ロシア正規軍に 編成する事を 許可する」

 

と言う声明を出したので

 

この問題も ほぼ 解決なんですね

 

力をつけすぎた上、自分に楯突いた プリゴジンは始末して

手強いワグナーの 百戦錬磨の精鋭人員も

今や ショイグの配下 正規 ロシア軍に編成。

で、隊員も 晴れて本物の国家公務員になって 食いはぐれないし 命の保証もあるので 異論ないでしょう

 

これで ますます プリゴジン 要らないわけで

 

これは ほぼ確実に

 

ロシアの国境を出た時点で プリゴジンは命の保証がないと思いますね

(もちろん 国内に居ても 危険でしょうけど)

 

以上、

ロシアの内輪もめは さながら 13-16世紀レベルの モンゴルやオスマン帝国の興亡レベルで

非常に 旧式だと云う事ですね、、、